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昭和44年4月~47年3月:『中世思想研究』第14号掲載

このページの目次

 

この目録について 目録1 単行本 目録2 翻訳 目録3 研究論文 目録4 書評

 

この目録について

このページの目録は昭和44年4月より47年3月までのものですが,一部例外があります。また目録の内容は『中世思想研究』の14号(1972年)に掲載されたものを基に作成されています。

ギリシア語はすべてローマ字に変換してあります。また,Web上に掲載するために一部表記が『中世思想研究』に掲載されているものと異なる場合があります。

目録

1 単行本

中世関係文献目録:単行本

著書名 書名 出版社 発行年
家入敏光 初期キリスト教ラテン詩史研究 創文社 45年3月
稲垣良典 トマス・アクィナス哲学の研究 創文社 45年3月
久山宗彦 「ヨーロッパ・キリスト教史1」-アレクサンドリアのクレメンスと異教哲学 中央出版社 46年1月
宮川俊行 The Ecclesial Meaning of the “Res et Sacramentum” Washington, D. C. 1968
野町啓 初期キリスト教とギリシア哲学 創文社 47年3月
坂本堯 西洋思想史-近代への懸け橋を探る エンデルレ書店 47年
茂泉昭男 アウグスティヌス倫理思想の研究 日本基督教団出版局 46年3月
茂泉昭男 教会史(上) 日本基督教団出版局 42年6月
高橋亘 西洋神秘主義思想の源流 創文社 46年3月
山内清海 聖トマス・アクィナス研究入門 中央出版社 44年6月

 

2 翻訳

中世関係文献目録:翻訳

著者名 書名 訳者 出版社 発行年
コプルストン 中世哲学史 箕輪秀二 柏木英彦共訳 創文社 45年1月
コプルストン 隠れたる神 坂本堯 大出哲共訳 創文社 47年3月
フィルソン 聖書正典の研究 茂泉昭男 日本基督教団出版局 44年10月
ヒルシュバーガー 西洋哲学史II (中世) 高橋憲一 理想社 45年1月
プシュヴァーラ アウグスチヌス語録 茂泉昭男 日本基督教団出版局 44年11月
ワトキン 聖アウグスティヌスの神秘主義 本多正昭訳 九州大学哲学会「哲学論文集」5号 44年9月
ワトキン アンセルムス・トマス・ボナヴェントウラその他(キリスト教教育宝典III) 印具徹等訳 玉川大学出版部 44年12月
ワトキン 修道院(世界大学選書) 朝倉文市 平凡社 47年2月

 

3 研究論文

中世関係文献目録:研究論文

著書名 題目 雑誌名 出版社・大学等 発行年
阿部秀男 古代から中世へ-グノーシス主義の二面性- 「思索」 東北大学 45年10月
朝倉文市 「中世ヨーロッパにおける教会と国家」その1 日向学院論集第12号 44年3月
朝倉文市 「修道院文化について-ヨーロッパ形成期における」 「紀要」(創立20周年記念号) ノートルダム清心女子大学 45年3月
朝倉文市 「ノーサンブリア文化について-その性格と限界」 「ノルマン征服とその評価」 ヨーロッパ・キリスト教史 第二巻 中央出版社 46年3月
千阪靖朗 アウグスティヌスにおける悪の問題 木野評論創刊号 京都精華短大 45年3月
千阪靖朗 アヴィケンナにおける存在と本質について 文化学年報第20号 同志社大 46年7月
本多正昭 道徳的行為におけるfiuis operantisの役割に関する考察 「哲学論文集」第1号 九州大学 40年10月
本多正昭 時熟論一考-ニーチェとアウグスチヌスに於ける時間意識の構造に関する一比論- 「研究紀要」第6号 神戸海星女子学院大学 42年12月
本多正昭 縁起的神概念の探究-出会いの論理に関する哲学的覚え書- 「研究紀要」第10号 神戸海星女子学院大学 46年12月
五百旗頭博治 トマス・アクィナスにおける抽象の問題点 中世思想研究XII 45年
稲垣良典 トマスにおける法的正義の概念 「哲学」20号 45年10月
稲垣良典 実践的原理としての自然法 自然法の研究3 45年7月
稲垣良典 自然法と正義-トマス説の再検討 中世思想研究XIII 46年
稲垣良典 Scholastic Studies in Japan : A Survey The Northeast Asia Jornal of Theology 46年
稲垣良典 Thomas Aquinas and the Problem of Universals : A Reexamination Studies in Philosophy and the History of Philosophy IV 44年
稲垣良典 トミズムの法理論 現代の法哲学理論 世界思想社 46年12月
泉治典 中世における偶然性の概念とキルケゴール 「実在主義」 44年10月
泉治典 アンセルムス「プロスロギオン」2-4章における神の存在証明についての若干の考察 中世思想研究XIII
泉治典 教父の哲学 「哲学の歴史」 学文社 46年12月
印具徹 「祈祷論」-聖アンセルムスに学ぶ- 関西学院大学神学研究会 44年2月
印具徹 「神の存在の証明について」-プロスロギオンを中心に- 関西学院大学神学研究会 46年3月
金井寿男 「アウグスティヌス自由意志説の素描」 「フィロソフィア・イワテ」第3号 44年9月
金井寿男 「アウグスティヌスにおける現存する悲惨と自由意志」 「思索」第2号 44年10月
金井寿男 「プロティノスにおける自由の概念」-エプ・ペーシーンをめぐって 『倫理学年報』第21集 47年3月
金子直一 マイスター・エックハルトの時間観 金沢大学教養部論集人文科学論6 1968
川田熊太郎 虚無からの創造-原理の変革- 駒沢大学仏教学部研究紀要第28号 45年3月
川田熊太郎 創造せられた人間と縁起する五蘊 駒沢大学仏教学部研究紀要第29号 46年3月
柏木英彦 ペトルス・ヴェネラビリスとイスラム 慶大言語文化研究所紀要第1号 45年2月
柏木英彦 サン・ヴィクトルのフーゴーにおけるフィロソフィアの問題 慶大言語文化研究所紀要第2号 46年2月
柏木英彦 十二世紀のフマニスムス 創文97号 46年6月
柏木英彦 イスラム思想の影響 ヨーロッパ・キリスト教史 第3巻 中央出版社 46年7月
柏木英彦 サン・ヴィクトルのフーゴーにおける美と超越 哲学58集 慶大三田哲学会 46年12月
柏木英彦 ソールズベリのヨハネスのグランマティカ論と人文教育の理念 慶大言語文化研究所紀要第3号 47年2月
清田寛 アウグスティーヌスについての一考察(1) -”De libero arbitrio”第一巻,第二巻における”voluntas”について- 宗教研究210号 日本宗教学会 47年3月
K. Riesenhuber Neoscolastica e Neotomismo Enciclopedica Filosofica, vol. 3 Venezia-Roma 1969
K. Riesenhuber Connaturalitas Erkenntnis duruch J. Ritter (ed.) Historisches Wörterbuch der Philosophie, vol. 1 Basel-Stuttgart 1970
K. Riesenhuber Natürliche Theologie K. Rahner – A. Darlap (edd.), Sacramentum Mundi, vol. 3 Freiburg 1968
K. Riesenhuber 自律と自由, トマス・アクィナスにおける人間論について カトリック神学 45年6月
近藤恒一 ペトラルカのボローニャ遊学(1320-26) -ペトラルカにおけるヒューマニズムの形成(III) - イタリア学会誌第18号 45年1月
近藤恒一 ペトラルカと古代文学 文科系学会連合研究論文集第20巻 45年3月
久山宗彦 アレクサンドリアのクレメンスのキリスト教的グノーシスについて カトリック神学第17号 45年6月
久山宗彦 アレクサンドリアのクレメンスにおけるギリシャ哲学とキリスト教信仰 オリエント vol. XIII Nos. 1・2 46年6月
久山宗彦 アレクサンドリアのクレメンスにおける哲学と神学 中世思想研究XIII 46年10月
久山宗彦 アレクサンドリアのクレメンスにおける異教信仰とキリスト教-その芸術的表現について- 国立音楽大学研究紀要 第6集 45年9月
松田禎二 アウグスティヌスの「神国論」における基本的構想 京都産業大学論集 第2巻 人文科学系列 第1号 47年2月
松山康国 「ニコラウス・クザーヌスにおける神概念の進展」 「哲学研究年報」第6号 関西学院大学 40年12月
松山康国 「ニコラウス・クザーヌスにおける同一性の問題」 「哲学研究年報」第8号 関西学院大学 42年11月
松山康国 「Visio Deiの問題-マイスター・エックハルトに関説して-」 「論攷」第14巻 関西学院大学 42年10月
松山康国 「Theologia Deutschにおける合一とまねび」 「独逸文学研究」第9号 関西学院大学 41年3月
松山康国 「自由の問題-ニコラウス・クザーヌスに関説して-」 「兄弟」 165号 キリスト教学徒兄弟団 45年5月
松山康国 「同一性と非他者」 関西学院大学商学部記念号 第19巻4号 47年3月
宮川俊行 La nozione di sostanza prima secondo san Tommaso Rivista di filosofia neo – scolastica, 53, PP. 1-24 1961
宮川俊行 Il duplice signiticato del termine “atto” nella metafisica tomistica Rivista di filosofia neo – scolastica, 54 , PP. 213-242; 55, PP. 21-49 1962; 1963
宮川俊行 The Value and the Meaning of the Tertia Via of St. Thomas Aquinas Aquinas, 6 , PP. 239-295 1963
宮川俊行 St. Thomas Aquinas on the Relation between “Res et Sacramentum” and “Res Tantum” Euntes Docete, 18 , PP.61-108. 1965
宮川俊行 Significato e valore della IV Via della Somma Teologica Doctor Communis, 19-20 , PP. 248-253 1966/7
宮川俊行 Christ, Church, Sacraments… A Theology of the “Res et Sacramentum” Miscellanea in honorem Petri Cavd Parente, PP. 369-400 Roma 1967
宮川俊行 Significato e valore della IV Via nella Somma Teologica di san Tommaso Miscellanea André Combes, II, PP. 231-253 Roma 1967
宮川俊行 トマス・アクィナスの自然道徳法論-その再解釈の提案 純心女子短期大学紀要, 第六集, 1-18頁 45年
宮川俊行 個別化の原理としての第一質料と量-トマス・アクィナスにおけるその論理構造- 純心女子短期大学紀要 第7集,58-71頁 47年
宮内久光 トマス的存在論の基本的性格-知性と存在の関連について- 熊本大学法学部法文論叢 第27号 45年12月
森山治夫 Thomas Aquinasのanalogia概念の形成まで-その歴史的な考察 平安女学院短期大学紀要 NO. 1 45年12月
村川満 「神の国」と「地の国」-アウグスティヌスの「神の国」について 関西学院大学社会部紀要 第22号 46年3月
長澤信壽 アウグスティヌスにおける神の創造について 哲学研究年報第10号 関西学院大学 44年11月
中山浩二郎 トミズムにおける現代的意義 理想 NO 435 44年8月
野町啓 クレアティオとエマティオ 中世思想研究 (XI) 44年8月
野町啓 輪廻・転生と復活 「文経論叢」 弘大人文学部紀要 46年2月
野町啓 ティマイオス(28B7)解釈史ノート 「西洋古典学研究」 (XIX) 46年3月
大出哲 über die Grundlagen der cusanischen Konjekturenlehre Mitteilungen und Forshungsbeiträge der Cusanus- Gesellschaft 8 MAINZ 1970
岡野昌雄 トマスの自由意志論 人文科学研究-キリスト教と文化- 5 国際基督教大学 キリスト教と文化研究所 45年5月
大谷啓治 Isaac de Stellaのanima書簡 中世思想研究XII 45年8月
坂本堯 ニコラス・クザーヌスのキリスト論とその思想的背景 カトリック神学15号 44年6月
坂本堯 ニコラス・クザーヌスの思想にみられる中世カトリック教会の教育人間像 日本の神学 8号 44年9月
坂本堯 ニコラス・クザーヌスの人間論 中世思想研究XII 45年8月
坂本堯 マルチン・ルターとクザーヌスの聖書と信条に対する思想的態度に関する比較研究 日本の神学 9号 45年10月
坂本堯 ニコラス・クザーヌスにおける宗教哲学の人間論的考察 宗教研究206号 46年1月
坂本堯 ニコラス・クザーヌスの倫理思想 中央学術研究所紀要 第2号 47年
佐藤吉昭 Die Biene – Eine Sachanalyse zum Naturverständnis des Klemens von Alexandrien Memoirs of Kyoto Sangyo University, Foreign Language and Cutture Vol. II 45年3月
茂泉昭男 アウグスティヌスにおける「愛によって働く信仰」(Gal. V. 6) の釈義的問題 『思索』 第2号 東北大学哲学研究会 44年10月
清水富雄 ニコラス・クザーヌス文庫をめぐる一考察 愛知県立大学文学部論集 No. 21 45年12月
清水富雄 ニコラス・クザーヌスの神秘性と世俗性 愛知県立大学文学部論集 No. 22 46年12月
田中千里 トーマス・アクイナスの時代とデ・アニマ注解 近畿大学教養部研究紀要 45年9月
田中千里 アヴェロエスと彼の「破壊の破壊」について 近畿大学教養部研究紀要 46年3月
丹下信雄 詩について その1 鹿児島大学法文学部紀要 文学科論集第6号 45年12月
丹下信雄 詩について その2 -メルロ=ポンティ「眼と精神」の一解釈 鹿児島大学法文学部紀要 文学科論集第7号 47年1月
東光寛英 神の存在と自同律 「テオリア」 第13号 九州大学教養部 45年3月
津崎幸子 トマス・アクィナスの叢論 東京大学文学部美学芸術学研究室美学史研究室叢書 第2号 45年3月
津崎幸子 トマス・アクイナスの時間論-特に「今」を中心に- 哲学論文集 第7号 46年3月
有働勤吉 トマス・アクイナスの倫理思想 世界倫理思想史叢書 第1巻 九州大学哲学会 46年9月
有働勤吉 能動知性の抽象の問題 中世思想研究XII 学芸書房 43年9月
有働勤吉 抽象と分離-トマス・アクィナスにおける抽象理論の一考察 慶大言語文化研究所紀要 第2号 45年8月
牛田徳子 アヴィセンナの霊魂の概念 中世思想研究XI 46年2月
牛田徳子 古代・中世における自己認識の問題 哲学 第55号 慶応義塾大学 45年3月
牛田徳子 アリストテレス自然学における実体転化の問題試論 慶応義塾大学言語文化研究所紀要 第2号 46年2月
牛田徳子 アリストテレスにおける天体の宇宙論的意義 慶応義塾大学言語文化研究所紀要 第3号 47年2月
山村敬 敬愛と行為 -proairesis (行為における“選”)の概念の変遷に関する試論-  東北学院大学(一般教育) 第52, 53合併号 44年3月
山崎照 アウグスティヌスにおける隣人愛 (Dilectio Proximi) の思想 同志社文化学年報 第12号 46年7月
山下正治 言論表現の多義性について 思想 47年2月
吉岡俊輔 イブン・シーナーの内的感覚論の構造に関する若干の考察-mufakkiraを中心として- <哲学> 第21集 広島大学 45年3月

:ローマ字表記してありますが,本来はギリシア語で表記されています

 

4 書評

書評者 書誌 雑誌名 出版社・大学等 発行年
稲垣良典 Victor Preller, Divine Science and the Science of God. Reformulation of Thomas Aquinas 中世思想研究XII 45年9月
印具徹 石黒美種編「逢坂云吉郎著作集」(上・中・下巻) 新教出版社 逢坂云吉郎著作集・付録「『敬愛の体験』を重視せよ」 新教出版 47年2月
印具徹 聖ボナヴェントウラ著 「修道女に与える生活の完全性について」 神学研究XVIII 45年3月
K. Riesenhuber L. Leahy : Dynamisme volontaire et jugement libre. Le sens du libre arbitre chez quelques commentateurs thomistes de la renaissance, 1963. Zeitschrift für Katholische Theologie 87 40年
K. Riesenhuber L. Bruno Puntel : Anaolgie und Geschichtlichkeit, Bd. 1 : Philosophiegeschichtlich-kritischer Versuch über das Grundproblem der Metaphysik, 1969. Philosophisches Jahrbuch 77 Bd. 2 45年
長澤信壽 箕輪秀二・柏木英彦訳 F. コプルストン ”中世哲学史” 中世思想研究XIII 45年9月
野町啓 V. Schubert, Pronoia u. Logos 「西洋古典学研究」(XVIII) 45年3月
東光寛英 Klaus Kremer, Die neuplatoniche Seinsphilosophie und ihre Wirkung auf Thomas von Aquin. 中世思想研究XII 45年8月
東光寛英 稲垣良典著 トマス・アクィナス哲学の研究 (創文社) 「日本の神学」10 46年8月

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