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第36号目次　1994年（平成6年）9月25日発行、販売終了

論文

宮内　璋		自己 — スペキエスを繞って
加藤　武		INVOCARE — 『告白』I, i, 1 における
田島　照久		エックハルトにおける思惟構造のトリアーデ — esse・creatio・generatio 論
中村　治		14世紀における信仰と自然哲学 — 知についてのニコル・オレームの考えをめぐって
	日下　昭夫	（コメント）中村治『14世紀における信仰と自然哲学』について
	森田　良紀	（討論報告）司会者

 

研究ノート

古牧　徳生	「始源」と被造物の「存在」
松田　美佳	エックハルトの存在概念
山崎　達也	エックハルトにおけるアナロギア論研究序説

 

シンポジウム

論題　中世における神秘思想

小山　宙丸	（司会）
上田　閑照	（提題）　中世における神秘思想 — マイスター・エックハルトの「神秘思想」と禅仏教
岩田　靖夫	（提題）　内在と超越 — ハイデガーの「無」とソクラテスの「ダイモニオン」
加藤　武	（意見）神秘の言語化について
山田　晶	キリスト教的救済論について — シンポジウムに寄せて

 

書評

大森　正樹	Gerhald Podskalsky: Theologie und Philosophie in Byzanz. Der Streit um die theologische Methodik in der spätbyzantinischen Geistesgeschichte (14./15. Jh.), seine systematischen Grundlagen und seine historische Entwicklung
R・L・シロニス	F.X. Martin and J.A. Richmond (eds.): From Augustine to Eriugena. Essays on Neoplatonism and Christianity in Honour of John O’Meara
加藤　雅人	G.L. Bursill-Hall, Sten Ebbessen and E.F. Konrad Koerner (eds.): De ortu grammaticae. Studies in medieval grammar and linguistic theory in memory of Jan Pinborg
中川　純男	Colin Starnes: Augustine’s Conversion: A Guide to the Argument of Confessions I-IX
荻野　弘之	Vernon J. Bourke: Augustine’s Love of Wisdom; An Introspective Philosophy
大鳥居　信行	D.M. Nelson: The Priority of Prudence. Virtue and Natural Law in Thomas Aquinas and the Implications for Modern Ethics
中山　善樹	H. Stirnimann / R. Imbach (Hrsg.): Eckardus Theutonicus. homo doctus et sanctus. Nachweise und Berichte zum Prozeß gegen Meister Eckhart
加藤　信朗	K・リーゼンフーバー，山本耕平，谷隆一郎，荒井洋一 編『中世における知と超越 — 思索の原点をたずねて（稲垣良典教授の退官を記念して）』
泉　治典	宮本久雄 著『宗教言語の可能性 — 愛智の一風景・中世』
熊田　陽一郎	R・L・シロニス 著『エリウゲナの思想と中世の新プラトン主義』
坂口　昂吉註	長倉久子 訳注『ボナヴェントゥラ　魂の神への道程 — 註解』
渋谷　克美	八木雄二 著『スコトゥスの存在理解』
谷　隆一郎	中山善樹 著『エックハルト研究序説』

註：坂口昂吉氏の「昂」は本来，異字体で表記されるべきものです．フォント表示の問題で勝手ながら「昂」を使わせていただきました。

追悼

加藤　信朗	M・シュマウス先生を悼む
今道　友信	高田三郎，江藤太郎，野村良雄 三先生追悼記

その他

会報・規約

欧文要約